導入実績

宮崎県庁様 活用事例

南海トラフ地震を想定した県職員の防災訓練に、xSync Tableを情報共有システムとして活用。 地図情報から被災状況を確認し、 スピーディーな対策に貢献

宮崎県庁様 活用事例
ソリューション:

災害時に住民の安全確保を担う行政機関にとって、被害状況や対応状況、避難所開設状況等をリアルタイムに入手できる地理情報システム(GIS)の重要性が増している。その中で、多方面から集まった情報を俯瞰し、対応を決定するデシジョンボードとして省庁ほか多くの災害対策本部等で採用されているのが、V-CUBEの「xSync Table」だ。ここでは8月24日、宮崎県庁における防災訓練で活用された様子を紹介する。

活用の背景

課題は、災害時における情報共有各班からの情報を「一元化」する仕組み作りを
宮崎県庁 宮崎県庁では南海トラフ地震がいつ発災しても対処できるように、県職員や関係機関によるロールプレイング形式での防災訓練を定期的に実施している。担当する危機管理局の米満 義人主幹は「今日の図上訓練では震度7の地震が起きたことを想定し、災害時の初期対応における県職員の能力を向上すること。及び、消防や海上保安庁、自衛隊、電気・ガス等の公共機関との連携をより深めることをねらいとしています」と話す。
その言葉通り、会場となった災害対策室には職員を始めとする関係者・約150人が集結。「情報・連絡調整班」「災害医療・保健班」「被災者支援班」「社会基盤対策班」など、それぞれの役割に分かれ、3時間にわたる訓練がスタートした。ここでは、コントローラーと呼ばれるシナリオ班からの被災情報を受けて、支援要請や復旧などの対策を講じるシミュレーションが行われる。
こうしたなか、県が作成した地理情報アプリに各班が入力して情報を共有化し、各種情報を総合的に判断するためのシステムとして、今回初めて活用することになったのが「xSync Table」だ。
災害対策本部では、各班から連絡を受けた情報を集約して指揮系統に活かすのがミッションになる。その際、被災の状況や救援などの位置関係を地理情報によってビジュアル化することは、迅速な対策を図る上で欠かせない。だが、これまで使っていた紙の地図では情報の共有化を図ることが難しく、対策に時間がかかってしまうことが課題だった。

危機管理担当 米満 義人主幹 「そこで、集まった情報をリアルタイムに確認できるxSync Tableなら、スピーディーかつ適切な対策を検討するためのツールとなるのではと考えました。しかも、Excelで集計した被災状況などの文字情報も併せて集約できるため、より精度の高い対策を練ることができるほか、離れた場所にいる職員もPCから本部の情報を共有できたり、大型モニターと連携したりできるなど大勢の関係者が情報を視覚化して共有できる魅力があります」と理由を語る。

活用の効果

初期対応における「地理情報」活用の重要性を踏まえ、迅速な対応を決定するデシ
ジョンボードとして期待
「xSync Table」で 被災情報を共有する消防職員 そんな「xSync Table」は、あたかも紙を扱うようなカードオペレーションで全てのコンテンツを操作できるほか、拡大・縮小・回転、ペン書き込み等の操作が自由自在に行うことができるのが特長。複数のカードを同時に表示して、簡単に比較や俯瞰することができるため、情報を駆使したディスカッションに威力を発揮する。
今回の訓練でも、南海トラフ地震による津波被害のハザードマップを重ね合わせて見る際、画面を指で拡大・縮小しつつ広域・狭域を跨いだ現場の状況を確認し、対策に役立てる。あるいは、被災状況を見ながらスクロールして避難ルートを決定するなどに上手く活用されていた。

各班から集まった被災の対応状況を 確認する。 一方、地図情報アプリはレイヤー内に各班のフォルダを用意し、そこに必要な情報を書き込む形式になっており、これらを定期的に集約して生成されたものが「xSync Table」の地図画面にアイコンで表示される。たとえば地図上のA病院をクリックすると、入院患者数や被災者の受入可能数といった具体的な数字が表示されるため、救護搬送の指示も的確に行えるのに加え、最新の情報は画面に「NEW」と表示(一定時間後に消える)されるので、新たな情報の見逃しや時間経過があいまいになることによる指示ミスを防ぐ工夫もほどこされていた。
このように地理と文字情報をリンクさせることで、被害状況や対応状況をスピーディーに掌握し、適切な対策を実現することが可能になるのだ。「xSync Table」は、その視覚化や会議を円滑に進めるツールとして災害対策本部の対応をサポートしていた。

今後はどんな情報を公開し、どう災害対応に活かすか。
職員全体のコンセンサスを高めた利活用がカギ
離れたPCからも集約した情報を 確認できる。 今回初めて活用した「xSync Table」の印象について米満主幹は「操作性も良く、迅速な情報共有が図れることを実感しました」と評価。また、紙の地図と違ってデータを保存できるのは強み。訓練の時間経過に伴う対応状況の精査や改善に向けた振り返りにも活用できると長所を挙げた。
その上で「課題としては、どの場面でどんな情報をデータとして活用し、対策として活かしていくかということについて、我々使う側の理解とコンセンサスが十分にとれていないことだと思います。その意味では、xSync Tableの機能についても職員全体がもっと理解することが大事になることから、今後もこうした機会を重ねながら、災害対応にとって有益な仕組みを検討していきたいですね」
「xSync Table」の機能は他にも、遠隔地間を音声・映像・資料で結び、情報のやりとりが行えるパイオニアVCの遠隔会議システム「xSync Prime Collaboration」と連携すれば、災害時において不可欠となる情報伝達により一層貢献できるなど、さらなる魅力も備えている。
最後に今後の抱負としては、庁内で導入している他の情報システムと連携し、そこで集まるデータを共有する仕組みを築いていくことを示唆。「10の機関があれば、10の情報が集まる。庁内だけでなく、国や関係機関にもそこから見たい情報にアクセスして災害対策に活かしてもらうようにするのが理想です」と語ってくれた。策を実現することが可能になるのだ。「xSync Table」は、その視覚化や会議を円滑に進めるツールとして災害対策本部の対応をサポートしていた。


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