導入実績

国土交通省 航空局 様

決め手は遠隔地やタブレット使用でも音が途切れない接続性

国土交通省 航空局 様
ソリューション:

導入の経緯と効果

決め手は遠隔地やタブレット使用でも途切れない接続性
現場の状況をリアルタイムで把握し、正確な情報伝達に活かす

国土交通省 航空局 交通管制部 運用課 情報第一係長 岡上貴広 氏

国土交通省 航空局
交通管制部 運用課
情報第一係長

岡上貴広 氏

EMMU は、東日本大震災時に各空港で発生した災害に対応する中で、現地からの情報が思うように集まらなかったことや、その情報を航空会社や航空機に提供できなかったことを教訓に構築した。そして、これらを普段の業務の中でも確実に遂行するために採用したのが、「xSync Prime Collaboration」( 以下Prime) だ。

Primeは遠隔地間を音声・資料・映像で結び、高速伝達で質の高い情報のやりとりが行えるのが特長。
なかでも、岡上氏が決め手になったと挙げるのが、必ず音声がつながる接続性の高さにあった。「なぜなら、何よりも正確な情報を伝えることが優先される緊急時において、音声が途切れてしまえば意思疎通も図れなくなるからです。また、今回は現場からのリアルタイムな情報伝達を図るためにタブレットを使用していますが、安定した通信環境が期待できないような現場でも音声が途切れにくく、会話がスムーズに行えると評価しています」

国土交通省 航空局 交通管制部 運用課 情報第一係 村方 秀彰氏

国土交通省 航空局
交通管制部 運用課
情報第一係

村方 秀彰氏

また、これまで報告にはメール、携帯電話、デジタルカメラを使い分けする必要があったが、タブレット1つで済むようになり、情報を受けとる側も把握しやすくなったと振り返ったほか、「たとえば空港内で関係者の確認が必要な状況を発見したとき、その場で写真を撮って送り、その写真を見ながらテレビ会議ができたり、写真にリアルタイムに指示を書き込んでこちらから指示を送り返したりと、音声・資料・映像を組み合わせてより効果的な情報共有を図れるのがPrime ならではの魅力です」と指摘した。
一方、日常的に活用しているのが、Prime の音声通話を利用した全国の空港との遠隔会議だ。「ちょっとした議題でも空き時間を活用して複数の拠点を結び会議が開けるので重宝しています。まさに今日も東京、関西、大阪、福岡空港事務所とつなげて会議をしたところです」

また、個人的に興味を持ったのがV-CUBEの「xSync Table」で、「Primeと合わせれば、緊急時の対策本部としての機能を強化することのみならず、さらには国際的にも通用する緊急時の情報共有システムになるのでは」とアイデアも披露してくれた。

鹿児島空港事務所の活用状況

現場からのリアルタイムな報告で、点検業務を効率化
旅客機などの騒音でも通話できるクリアな音声

鹿児島空港事務所

鹿児島空港事務所

では、実際に全国の空港ではどのように活用されているのか。Prime の採用検討にも関わった鹿児島空港事務所の岸本氏は「主要空港には危機管理システムとして会議室に常設のテレビ会議専用機はありましたが、外に出て仕事をする我々にとって空港内で起きている事案を現場から情報交換ができるシステムは、これまでありませんでした」と最初の印象を語る。

国土交通省 大阪航空局 鹿児島空港事務所 管制保安部 主幹航空管制運航情報官 岸本 康照氏

国土交通省 大阪航空局
鹿児島空港事務所
管制保安部
主幹航空管制運航情報官

岸本 康照氏

その上で、現場としては携帯と衛星回線で途切れないネットワークを作れないか。あるいは、現場の状況を即時知りたいという運用室等からの要望もあったことから、いずれも対応できるPrime が最適だと判断した。「つまり、今まではデジタルカメラで撮影し、運用室まで持ち帰って初めて状況が分かっていたものが、すぐさま把握できるようになる。これは、空港の安全業務を請け負う我々にとっては大きな進歩です」

また、岸本氏も映像より音声を優先して伝送する仕組みにメリットを感じたと指摘。多くの人命を預かる空港にとって、緊急時でも通信を確保できることが何より重要なテーマであることが伺えた。
日常的な活用としては、空港の点検で屋外に出るときに配備されているタブレット端末を職員が携帯し、事務所との情報伝達に活用している。点検項目は、滑走路、エプロン、誘導路などに異常がないか。臨時点検ではバードストライクの状況報告など多岐にわたる。「現場の状況をPrime のカメラ機能で運用室にリアルタイムに送信。その上で音声通話を使って情報共有しています。ヘッドセットを使用しているとはいえ、航空機の離着陸など騒音が多い空港でも、非常にクリアな音声で聴きとれて満足しています」
あるいは、報告書もその場で記入して送れるため、今では点検が終わったと同時に報告を終えることも可能になったなど、迅速な業務にも貢献しているようだ。

スムーズな操作が会議の頻度を上げ、地方航空局との関係も密に関係エアラインなどへの拡充に期待

鹿児島空港事務所の航空管制運航情報官運用室

鹿児島空港事務所の
航空管制運航情報官運用室

現場からのリアルタイムな情報を運用室でチェック

現場からのリアルタイムな情報を
運用室でチェック

さらに、現場の職員が活用する上で欠かせない操作性も「操作ボタンがシンプルなこともあって、予想より年配の方も使いこなしています。」と使い勝手の良さに感触を得ているほか、動画の実証実験でも空港内を走りながら動画撮影したところ、運用室でもほぼリアルタイムに情報共有ができたと語り、今後の活用に向けて視野も広がっている。
また、他の空港との企画会議なども、従来までなら年1回集まる程度で、それ以外はメールのやりとりで補っていた。しかし、「操作が簡単なため、気軽に月に何度も行えるようになり、めったに顔を合わせない人ともコンスタントに情報交換できるようになったのは大きな環境の変化です。しかも、10 拠点を同時につないでも違和感なく通話できますから」とPrimeの機能性の高さを認めた。
その上で、「今後は地方自治体が管理する空港やエアラインなど関係機関にも広げていけば、より安全な航空業務に近づけるのではないかと思っています」と今後の展開に期待した。

PROFILE

組織名 国土交通省 航空局
業務内容 航空関連事業を所管。航空行政を担い、空港の整備や維持管理、航空交通の安全確保及び利用者利便の向上と航空運送事業の発展などを担う。

国土交通省 航空局 様
我が国の安全で快適な航空業務を担う国土交通省 航空局では、大規模災害発生時等において、航空局関係者間で正確かつ効率的に情報を提供するために緊急通報管理装置(EMMU) を構築した。その中で、全国の空港など遠隔地の現場から本局への情報伝達を確実に図る手段としてV-CUBEの遠隔会議システム「xSync Prime Collaboration」が採用された。
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